2008年12月22日月曜日

勘違いの寝具選び 毛布編

毛布は、どんな素材があると思いますか?

大きく分けて、アクリル系(ポリエステル、マイクロファイバー等)
の毛布とウールの毛布があります。

アクリル系の毛布は、インターネットなどで大安売りで
競って販売されています。ですから、大変、安価に
お買い求めできます。

素材の特長としては、断熱効果はあります。
その反面、水分は、吸収しにくく、寝汗は吸ってくれません。
ですから、睡眠中のおふとんの中は、蒸れて寝苦しく
感じます。汗を吸わないため、明け方は、おふとんの中
が、かえって冷えてきます。

羽毛ふとんの下にこういったアクリル系の毛布を使って
おやすみになると羽毛ふとんの良さがなくなって
しまいます。

日々、技術の進化にともない、やわらかく肌ざわりがいい
ため、おふとんにはいった時は、暖かい感じがします。
しかし、アクリルは、化学繊維です。どんなに技術が
進んでも繊維そのものの性質まで、変えることは
できません。最近では、ミンクタッチとか、ムートンタッチ
とか新合繊とか、いろいろなネーミングで販売されています。

言いかえると、アクリル系の毛布は、イミテーションなのです。
なんのイミテーションかとというとウール毛布の
イミテーションなのです。

毛布をお使いになるのであれば、やはり
吸湿性・発散性に優れ、保温性もある天然素材
ウール毛布がオススメです。

特に、冷え症、寒がり、汗かきの人は、アクリルの毛布は
掛け用、敷用、どちらにしても控えたほうが
いいですね。

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