2008年11月18日火曜日

以外に知られていない羽毛ふとんの本質

前々回に、羽毛ふとんの善し悪しの判断は
ダウン%の率だけが目安ではないという
お話をしました。

今回は、もう少し詳しくお話したいと思います。
羽毛には、ダウン(たんぽぽの綿毛のような形状)
と、フェザー(にわとりの羽根のような形状)
が含まれています。

そして、水鳥の種類は、ダック(家鴨)とグース(がちょう)
があります。

羽毛ふとんの品質表示には、ダウン%が表示されています。

現在、市販されているほとんどの商品が、
90%以上のものばかりです。
しかも、3万円~5万円くらい、もしくは、それ以下の
大変、お買い求めやすい価格が設定されています。

皆さんは、ご購入の際に、このダウン%を確認して
90%以上あって、価格を確認して購入するか
しないか判断されると思われます。

ここに落とし穴があります。

ダックダウンの場合、ダウン率80%が最も良い
とされています。にわかに、信じられないかもしれませんが
これが、本当の真実です。

80%のものは、ダウンボールが大きくて、毛足が長くて
耐久性もあります。

逆に90%のものは、未熟ダウンが多く、したがって
ダウンボールも小さくて、ふとんにいれた場合
かさはあっても、保温性に乏しく、耐久性にも
問題があります。

ですから、ダウン%に惑わされてはいけない
ということです。

羽毛ふとんを取り扱っている
多くの人たちは、
長い間の、知っているつもりのあいまいな知識
の中でご商売されいるんですんね。

一般のお客様が、知らないのは、無理からぬ
ことです。

遠方の方には、申し上げにくいですが、
当ショップに、お出掛けいただき
商品を、診て、触ってご確認してみて下さい。








【成熟した大きなダウンボールは
毛足が長く、毛が密集しています。】

2008年11月16日日曜日

羽毛ふとんのハナシ

羽毛ふとんの善し悪しの本当のことを
知りたい、という方が増えているような
気がします。

食品の偽装等が報道されない日がないくらい
の昨今、
皆様は、食品に対して神経質になっています。

こんな時代だからこそ、ふとんにも気をくばりたいものですね。

さて、その羽毛ふとんですが、羽毛そのものは、
皆さんご存知のように水鳥を飼育して羽毛を
採取します。

いわゆる羽毛は、天然の産物ですから、人工的に
つくることができず、規格化することが難しいのです。

しかし、現在、市販されている多くのものが、
3万円前後、もしくはそれ以下の安価な商品が
氾濫しています。

これは、羽毛の飼育期間が45日前後と短く、
中雛で食肉に供されるものが多く、羽毛そのものは
本来、ふとんに用いるには、不十分で、そのような
未熟羽毛は大変安価に取引されているのが現状です。
未熟羽毛では、本来の保温性を長年保つのが困難で
耐久性も乏しいのです。

では、羽毛ふとんに用いる成熟羽毛を採取するには、
飼育期間の長いものが、やはり保温性も優れ、
末長く愛用できる羽毛ふとんができるのです。
しかも、寒い冬の期間に飼育したものが良質な羽毛が
採取できるのです。

しかし、現在は、企業の論理で、安価で、大量にという点
に重点を置くと良質な羽毛ふとんは、大変、希少価値が
あるのです。

ちなみに成熟羽毛を採取するには、鳥種によって
違いますが、どのくらいの日数が必要か申し上げると
ダック(家鴨)・・・・75日以上
グース(がちょう)・・・・130日以上

話がむずかしくなりました。
要約すると、
安価な羽毛ふとんは、未熟羽毛が使用されており
保温性、耐久性に問題がある、ということです。

でも、未熟羽毛ばかり使った羽毛ふとんでも
新品の時見た目は、かさがあり、いかにも暖かそうに
しっかりふくらんでいます。

たっぷり飼育日数の長い羽毛は、毛足も長く保温性に
優れ、耐久性もあり、快適にご使用いただけます。
しかも、本当の良質の羽毛ふとんであれば、
余分に重ねて着なくても、1枚で、充分暖かいのです。

今回は、羽毛(原毛)のハナシだけでしたが
羽毛ふとんの善し悪しは、これだけでは
語りつくせません。

また、次回。続きをお楽しみに・・・

2008年11月14日金曜日

羽毛ふとんの善し悪しの決め手って何?

先日、あるお客様に指摘されました。

「お宅の店のホームページは、羽毛ふとん
のことが、詳しく紹介されたページが
見当たらないけど、どうして掲載
してないの?」

そうなんです。私のHPは、羽毛ふとんについて
詳しく紹介してないんです。

もちろん、店内には、各種羽毛ふとんを取り揃えて
あります。

羽毛ふとんを説明して、ご理解いただくのが
大変、むずかしいのです。

例えば、ダウン%の品質表示が商品についています。
ダウン%の表示も、商品を見極める目安のひとつ
ですが、それが全てではありません。

現在、市販されている羽毛ふとんの大半が90%以上
のものばかりです。でも、価格は、大変お買い求め
やすいお値段です。
大手量販店の寝具売り場でも、某有名メーカーの商品が
ところ狭しと並んでいます。

一方、ダウン%が80%でも、価格が10万円前後の商品
もあります。

こうして、さわりだけ説明しても、矛盾を感じてしまいますよね。
ですから、HPでは、限界を感じて、敢えて掲載を控えています。

遠方のお客様には、申し上げにくいのですが、お近くの方は、
是非、ご来店頂き、実際に見て、触っていただき
私「睡眠環境アドバイザー」の話を聞いていただき
ご納得いただく羽毛ふとん選びをしていたきたいものです。

ちなみにダウン%とは、ダウンとフェザーの比率です。
もうひとつ、ちなみに、ダウン%も羽毛ふとんの
善し悪しの目安ですが、

水鳥の飼育日数の長さも羽毛の善し悪しの目安に
なります。しかし、飼育日数の話をする寝具の販売員は
皆無といっていいでしょう。

この続きは、また、折に触れてご紹介したいと思います。

2008年11月10日月曜日

羽毛ソックス

11月にはいり、少しずつ冬の気配を感じる
ようになってまいりました。

北海道では、既に、あたり一面真っ白という
冬のたよりも届いております。

当店にも、お客様の中に
「寒くて、寝付きが悪くなったので何か
いいものない?」

とご相談にみえる方も、ぼつぼつみえます。

そんな方々に、おすすめする
冬のあったかアイテムもそろっております。

そのひとつが「羽毛ソックス」です。


羽毛ソックスは、冷え症の方が
おふとんの中で履いておやすみいただく
あったかアイテムです。

冷え症の人は、なかなか足が温まらず
寝付きが大変悪いのが特徴です。

初めて、羽毛ソックスをみる方は、
これは、部屋で履くスリッパなの?
とおっしゃる方も、みえますが
羽毛ソックスは、あくまでも
安眠グッズなので、室内履きで
ご使用するのは、お避け下さいませ。
この羽毛ソックスは、羽毛100%使用で
足の指先から、足の甲まで包み込む
ように温かいので、自然のぬくもりです。
時々、ナイロンやアクリル素材のソックスを
履いて寝ている方もいるようですが、
あまり、おすすめできません。
冷え症の方、是非
当店HPをご覧下さい。
羽毛ソックスのほかにも冬のあったかアイテム
を揃えております。


2008年10月1日水曜日

羽毛ふとんって使いにくい!?

きょうから10月ですね。ずいぶん秋らしく
なってまいりました。

さて、あるお客様との会話です。

「何年か前に羽毛ふとんを買ったけど、
どうも、着にくくて、使わずにしまってある、
わたしは、羽毛ふとんが好きじゃないわ。」

「どうして好きじゃないの?」

わたしが尋ねたところ、そのお客様は、

「だって、ふわふわしていて、からだから
はなれる感じで、寝ている間にどこかに
いってしまうの。 だから、ふとん屋さんで
創ってもらった昔ながらのふとんを着ているけど
重くて重くて。」

こういう声を時々、耳にしますというか、以外に
この声は、多いような気がします。

現在、市販されている多くの羽毛ふとんは、
ボリュームがあって、嵩(かさ)があるので、
いかにも暖かいように感じます。

各寝具売り場の販売員さんたちも、そこを強調
してお客様に説明されているようです。

そして、おうちで、いざ使い始めると、先ほどの
お客様のような意見がでてくるのです。

掛けふとんの種類は、いろいろありますが、
最も、理にかなっているのは、やはり羽毛ふとん
に勝るものはないと思います。

羽毛ふとんは、本来、軽くて暖かいのが最大の
特徴です。
しかし、羽毛ふとんの中にもいろいろな種類が
あります。
見極めは、むずかしいですよね。

わたしどもの店では、見た目は、ボリューム
にかけるようにみえますが、からだにフィット
して、すき間ができにくく。暖かい羽毛ふとんを
取り扱っています。

これだけの話では、羽毛ふとんの良し悪しは
わかりにくいですね。また、折に触れて
羽毛ふとんの話を紹介したいと思います。

2008年9月28日日曜日

点検商法にご注意を!

先日、あるお客様に電話がかかりました。

「現在、お使いいただいている羽毛ふとんを
無料点検をします。その商品は、お買い求めの
ふとん屋さんからの、依頼がありましたので、
ご心配なく、無料ですので、伺わさせて
いただきます。」

との内容の電話だったそうですが、その方は
不審におもい、断ったそうです。

しかし、考えてみて下さい。

私ども寝具小売店が、大事なお客様の名簿を
漏らすわけがなく、同業他社に漏らして
メリットはなにひとつありませんので、
ご心配なく。

同じような内容の電話が時々あるそうです。

「今、お使いいただいている羽毛ふとんは、
私どもの取扱いの商品なので、無料点検
いたします。」 

などなど

いつまでたってもこの手の業者があとを
たたないようです。皆様も気をつけて下さいませ。

やはり、信用のおけるかかりつけのふとん屋
さんがあると安心ですね。

もし、かかりつけのふとん屋さんがない方は
この機会にわたしどものホームページを
今一度読んでみて下さいね

http://www.hai-hiranoya.com/

2008年9月23日火曜日

雑記

久しぶりにブログ再開です。

どうせ、このブログなんか読んでくれる人
なんかいないからと、2ヶ月以上も放置
していましたら、先日、あるお客様から

「ぜんぜん更新していないじゃないか。」

と、指摘されてしまいました。私にとっては
勇気づけられる一言でした。

こんなブログでも、読んでいただいる方が
いたことはうれしい限りです。

今年の夏は本当に暑かったですが、
すっかり秋めいてまいりました。

皆様の寝具環境はいかがですか?
私のHPでも新しいページを(キャメル敷パット)
公開いたしました。

ぜひ、ご覧なってくださいネ。
http://www.hai-hiranoya.com/