2008年6月11日水曜日

ふとんの素材(中綿)について

例年より早めに梅雨入りしました。
これから1ヶ月近くじめじめとしたうっとしい日々が
始まります。

ところで、あなたは、寝具をお買い求めの際に
何を判断基準にお選びになりますか?

1.価格

2.色、柄(デザイン)

3.機能性

1の価格は、財布と相談しながら決める、とお答えする方は

なんとなく私もうなづけます。

2の色、柄(デザイン)もお部屋のコーディネート等を考慮しながら

ご自分のイメージに近いものを選ばれるのでしょう。

3の機能面ももちろん判断基準のひとつです。というか

イチバンの判断材料にしていただきたいのです。

ふとんの機能を判断するのは素材(中綿)なのです。

表地はさわったりして目に触れることができますが

中綿はふとんの中に入っているので品質表示を

見落としがちです。したがってどうしても価格、色、柄に

重点がいきます。

例えば、夏物寝具でいうと、安価のものは、中綿は

ほとんどのものがポリエステル系の化学繊維の綿が

用いられております。この化学繊維の綿は、水分を

吸収しません。気温が高くなり湿度が増すこれからの

時期に、このたぐいの寝具を用いておやすみになれば

不快感がつのるばかりで、快適睡眠からかけはなれて

しまい、夜中でもエアコンに頼ってしまいます。

ですから、寝具をお選びになる場合、中綿に何が

入っているのかという点を吟味していただきたいのです。

やはり天然素材を用いた寝具をお選びになることを

おすすめします。天然素材は、吸湿性・発散性に

優れています。とくに夏物敷寝具でしたら、熱を

素早く逃がすという特徴をもったがいいですね。

寝具は毎夜、繰り返しお使いになります。充分

吟味して下さい。

最後に商品のネーミングにもご注意をして下さい。

「汗取り敷パット」と表示してある商品がありますが、

汗はほとんど吸収しません。なぜなら、中綿は

ポリエステル系の化学繊維の綿が用いられて

いますから。

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