先日、
アクリルの毛布をお求めのお客様がご来店されました。
70過ぎのご婦人である。
「本当にあったかいアクリルの毛布がほしい。」 とのこと。
話をよく聞けば、敷き毛布として、使いたいらしい。
毎年、この時期になると、繰り返し同じ話をします。
アクリルの毛布は、化学繊維です。日進月歩で、技術が進み
手触り、風合いは、良くなっています。でも、化学繊維なのです。
ウールのような天然素材の、所詮イミテーションなのです。
ただ、取扱いの数は、このアクリルの毛布が圧倒的に
ウール毛布を上回っているのが現状です。
アクリルの毛布は、断熱効果があり、手触り、風合いも良く
ふとんに入った時は、温かく感じます。
ただ、保温性は、ありません。そして、吸湿・発散性も乏しいのです。
寝ている間に、毛布だけ蹴飛ばして、下のほうにまるまっている
なんて経験をしている人も多いはずです。
それは、ふとんの中が蒸れて、無意識に蹴飛ばしているのです。
また、汗の吸いが悪いため、寝ている途中に寒さを覚えるなんて
方も、きっといるはずです。
ゆえに、
保温性・吸湿・発散性に優れているのは、
ウールのような天然素材に勝るものは、ありません。
私どもは、お客様のお話を、良く伺って、そのお客様の求めているもの
をお薦めするようにしています。
ですから、当然、アクリルの毛布も取り扱っていて、アクリル毛布を
ご希望の方には、お買い求めいただきます。
お客様の話をよく聞くのは、当たり前のことですが、
逆に、お客様もこちらの話を真摯に聞いていただければありがたいです。
今回のお客様は、私の話をよくお聞きいただいて
結果、ウールの敷毛布をお買い上げいただきました。
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